9月の雲取山 以降、何だかんだで間が空いてしまったが、何とか年内に年納めの山行を実現することが叶った。
11月中に1人で登ろうと思っていた九鬼山~御前山をそのままスライドして、いつもの3人でのんびりと登ることにする。
禾生駅 → 九鬼山
中央本線の大月駅で富士急行に乗り換え、禾生 (かせい) 駅で下車。
壬生 (みぶ) 駅と字面が似ているので、待ち合わせる場合には少し注意が必要。
2日前ぐらいまでは「晴れのち雪」の予報で、最終的に雪マークは消えてくれたものの、8時過ぎの時点で気温はマイナス3度。
禾生駅を出てしばらく舗装路を歩くと、右手に レンガ造りの水路橋 が見えてくる。
明治時代 (1907年) に造られたそうで、とても趣のある素敵な橋だった。
水路橋を潜ると緩やかな上りが始まり、少し進めばこじんまりとした愛宕神社、そしてその脇から九鬼山への登山道が始まる。
登山道はスギがメインの細々としたものだが、広葉樹も混ざっており、今時季は落葉して比較的明るい。
30分も登れば展望の良い箇所が現れ始め、木々の間から雪を纏った富士山が綺麗に見える。
池ノ山と九鬼山との分岐を過ぎた辺りで、「新登山道」と「急坂登山道」と記された看板が現れるが、このポイントは「山と高原地図」にも国土地理院の地図にも記載が無い。
今回は「新登山道」の方を選んでみたが、どうやら「急坂登山道」もほぼ並走する形で、同じ斜面を九十九折りに登るか、直登するかの違いだけのようだ。
ここから九鬼山山頂までは地図に「急坂」と記された区間となっていて、実際はそこまで極端ではないものの、それなりにキツさを感じる勾配だった。
神社脇を過ぎてから約1時間、9時半に九鬼山山頂に到着。
地図には展望ポイントの記載が無かったが、秀麗富嶽十二景 の1つだけあり、富士山と街並みを一望出来る素晴らしい山頂だった。
ちなみに標高969.9mはこの日の最高地点だ。
九鬼山 → 馬立山
少し長めの休止の後、馬立山に向けて山頂を出発。
尾根は真北に延びているのだが、登山道は一度ガレ場斜面を東に大きく下り、再び尾根に上り返す巻き道となっている。
途中、「馬立山下山」と書かれた看板があり、これから馬立山に向かおうとする状況では、これがちょっとしたトラップになるので要注意。
九鬼山から馬立山に向かう場合、この看板の矢印に従って左側に下るのが正解。
多分、「馬立山に向かうには、矢印方向に一旦下る」という意味合いなのだろうが、あまりに省略され過ぎていて、「馬立山から下山するにはこちら」と読めてしまう。
今回は事前にブログでこの情報を得ていたため問題無かったが、何も知らずに遭遇すると、混乱すること必至と思われる。
また、道が細く、右側が切れ落ちている箇所があるので、慎重に通過したい。
尾根に戻った辺りは「紺場休場」という展望地になっているが、特に指導標等は無いようだ。
これといった特徴の無い札金峠を過ぎると、馬立山への上りが始まる。
地図では特に急坂らしき記載が無いのだが、体感としては案外キツく感じられる区間だった。
11時丁度に馬立山山頂。
狭く、展望もそれなりといった感じで尾根上の小ピークといった印象。
看板に書かれたマジックの文字が消え掛けているが、標高797mらしい。
そろそろ頃合いだったので、ここで腰を下ろして昼食にする。
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