▲ 有名じゃないけど良コース – 九鬼山・御前山 (969.9.m)

馬立山 → 御前山

馬立山以降も似たような尾根道が続き、地味な沢井沢ノ頭を過ぎてひたすら進む。

馬立山から30分程歩いた頃、目前に巨大な岩塊が現れて雰囲気が一変する。
岩塊は登山道を塞ぐように聳えていて、登れば良いのか、迂回すれば良いのか分かりづらい。
先に進む分には、右側に登山道が続いているので、注意して探せば見付けられる。
登ろうと思うと、左側に回り込んで、道なのか不明瞭な急斜面に噛り付くことになる。
はっきりとした道は付いていないが、踏み跡は幾つかあるので、体力・技術と相談して、登れそうだと思ったらトライしてみても良いかもしれない。
(ただし、登れるだけではなく、下りられるかどうかも熟慮する必要がある)

岩塊の上は想像していたよりかなり広く安定していて、展望は素晴らしいの一言。
先には右側が切れ落ちた御前山の特徴的な山頂も見ることが出来る。

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岩塊から下りて、少し登ると御前山の山頂。標高720m。
ここまでのコース上ではほとんど人と遭わなかったが、御前山単体で登る人は多いようで、狭い山頂はそれなりに賑わっていた。
先程の岩塊の方が展望は良いが、山頂も十分に好展望が得られる。岩塊に登るのが不安なら、こちらの山頂だけでも満足出来るだろう。

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神楽山 → 下山

山頂をそのまま抜けて、笹に覆われた尾根道を10分程進むと神楽山に到着。
こちらは展望に乏しく、三角点がある以外は特徴らしい特徴も無い。標高673.8m。

登山道を少し戻り、分岐から猿橋方面に下る。
地図では上りが下りの倍近く掛かると記されており、実際それなりに急勾配だが、下る分にはそこまで要注意ポイントがあるわけではないので、サクサク下っていける。
ただ、後半で若干スリッピーな箇所があるため、最後の最後で怪我をしないようにしたい。

神楽山山頂から30分程で、呆気なく車道に出る。
そこから10分も歩けば猿橋駅なので、下山に関しては本当に一瞬という印象だった。

15時に猿橋駅に着くと、10分後には上り電車が来るベストタイミング。
徒歩で行ける立ち寄り湯湯が近場に無いエリアなので、そのまま中央本線で立川に戻り、スーパー銭湯で身体を温めてから、プチ忘年会という形で軽く飲んで18時には解散した。


ガッツリとした上りは最初の九鬼山ぐらいだったけど、それ以降の山頂手前は短いながらも適度な傾斜があって登り応えを感じられるし、全体としてはそれなりにメリハリの利いたアップダウンがあって、飽きずに歩くことが出来た。
九鬼山と御前山の展望は見事で、駅からスタートして駅にゴール出来るのでスケジューリングも楽。

雲取山では縁が無かった富士山の眺望も得られて、山納めに相応しい形で締め括ることが出来たので、マイナーながらも総合的にかなり満足度の高いコースだった。

DATA

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