▲ 雪舞う早春の三浦アルプス (202m)

今年は新年早々の寒中トレッキングに出る余裕が無く、やや遅ればせの始動。
神奈川在住の上司・後輩と登ることになったので、手近かつ簡単なハイキングという条件で探し、最終的に名前だけはよく目にする「三浦アルプス」を歩いてみることにした。

今冬はあまり冷え込むこともなかったが、前週の3連休では珍しく降雪があり、以降は暖かい日と寒い日が入り混じる1週間。
とりあえず天気予報は快晴のようだったので、最低限の防寒着を用意して準備完了。

新逗子駅 → 風早橋バス停 → 仙元山

横須賀線の逗子駅で降り、歩いてすぐの新逗子駅で8時半に合流。出発地点の風早橋バス停までは、バスで5分。新逗子駅から歩くことも出来る距離だが、道中にこれといった見る場所が無いし、バスは結構頻繁に出ているので、素直に乗ってしまった方が良いだろう。

バス停からすぐの交差点を右に渡り、少し歩いた左手の急坂を上ると、後ろに相模湾が見えてくる。そのまま上り切れば正面に教会が現れ、その左脇から登山道がスタート。
トンネルの上を通り、呆気無いぐらい一瞬で最初のピークである仙元山山頂に到着。バス停からの舗装路歩きを含めても、僅か15分という短さである。標高118mの小ピークとはいえ、ここまで短いコースはちょっと記憶に無い。

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山頂からは相模湾を一望出来、休憩するスペースに困らない広さもある。そんな好条件もあってか、既に多くの人で賑わっていた。
ある程度歩いてから到達していれば腰を下ろして大休止ということも考えられるのだが、何せスタートしてから15分しか歩いていないので、汗も掻かないし息も切れていない。
さすがにここで荷物を下ろすのは早過ぎるので、写真だけ撮ってそのまま通り過ぎることにした。

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仙元山 → 乳頭山

仙元山から少しだけ下った後、一応この日一番の疲労ポイントである250段の階段が登場する。
250段というのは京急が公開している 三浦アルプストレッキングガイド (PDF) による情報なのだが、上りだけをカウントすると200段ちょっとしか無かった。
直前に下りの階段もあるので、もしかするとそちらも含めた段数なのかもしれないが、多少は急とはいえ、それほどシンドイということもなく上り切ることが出来た。
これなら 石割山 の石段の方が、遥かに難敵だったなぁ。(単純に段数が倍だからだけど)

階段を上り切って少し尾根を進むと、マップ上に特に名前を記されていない小ピークに着く。切り倒した木を適当に組んだベンチが幾つか置かれているが、やはり山名の看板等は無いようだ。
展望はそれなりに良いので、階段で息が上がっていれば、ここで小休止するのも良いだろう。

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ここからしばらくは、特徴も変化も乏しい細々とした登山道が続く。こうなってくると、普段は感慨の湧かない送電鉄塔でさえも、貴重な変化に感じられる。
一応、山桜らしき木が所々にあり、「大桜」と記された古木もあったりするので、もうしばらくすると幾らか華やかなコースに様変わりするのかもしれない。
鎌倉のハイキングコースと隣接するエリアなので、道の雰囲気は比較的似ている気がする。

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また、途中でコースの保全をしている方に出会い、地図 を頂いた。
この地図は前述のトレッキングガイドと記載情報の性格がやや異なるもので、コース上に多く設置されている指導標に振られた番号が記されているため、現在地の把握がし易くなっている。

その方は「三浦アルプス」という名称の名付け親で、35年程前にこのコースを開拓したとのこと。それより前は生活用の道があちこちに存在するものの、尾根を周遊するコースは無かったらしい。
この日もコース上の危険個所にトラロープを張り直したりして頂いていたようだ。

ちなみに山域全体をダイワハウスの私有地で、以前は指導標等に社名が付いていたらしいのだが、一部の登山者からクレームが寄せられたため、現在は「D18」といった感じで管理番号に頭文字が付帯するのみとなっている。
広告的な表現をバンバン入れていたならまだしも、正当な所有者として社名を記載するぐらい、ごく普通ことだと思うのだが…
むしろちゃんと整備して指導標などを設置してくれているから気軽に歩くことが出来ているわけで、「自然はみんなのものだ!」といった独善的な思考でケチを付けるのは狭量な気がする。


トレッキングガイドのコースからは少し外れてしまっているのだが、乳頭山手前の「茅塚」というピークは、湘南国際村センターや大楠山方面に開けた貴重な展望地。コースタイムに15分も足せば寄り道出来るので、是非立ち寄っておきたい。
余談だが、トレッキングガイドには「芽塚」と記載されている。多分誤記。

この日は晴天の予報だったが、実際は常に頭上に重たい雲が掛かった曇天で、昼前には雪がちらつくようになっていた。