今更ながら、ほぼ初めての函館観光 (1日目)

高校生まで北海道で育っていたにも関わらず、北海道の地理には滅法弱い。実際に行った上で位置関係を正確に把握出来ているのは、札幌・旭川・千歳・恵庭・小樽・ニセコ・富良野・帯広・その他、ぐらいの有様。
北海道の観光地と言えば、新幹線が開通した函館はかなりメジャーだと思うのだが、実家のある苫小牧から微妙に遠いため、まともに行った記憶が無い。どうやら幼少時に父親のテニス大会の関係で連れて行かれたことはあるらしいけど、「路面電車」と「小川に架かる小さな赤い橋」という断片的な記憶がある程度。
さすがにこれはダメだろうということで、今年の帰省に函館旅行を組み込むことにした。

有珠山SA

朝8時に実家を出て、道央道で西へ。途中、幾つかのSA・PAに立ち寄りつつ、函館まで一気に走る。天気も良く、有珠山SA の展望はなかなかだった。

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道の駅 なないろ・ななえ、THE DANSHAKU LOUNGE

大沼公園まで延伸された道央道終点から函館新道までの間にある 道の駅 なないろ・ななえ と THE DANSHAKU LOUNGE 。 前者は去年リニューアル、後者も去年グランドオープンした施設らしく、どちらも綺麗で整っている。道央道をひた走った先という好立地なので、自然に立ち寄りたくなるスポットだ。

五稜郭タワー

函館市街に入り、初めに 五稜郭タワー をベタ観光。大人900円は結構高い気もするけど、函館に来てここを外すわけにもいかない。実際、上ってみると津軽海峡や北海道駒ヶ岳等の展望が素晴らしく、晴れていれば900円出しても損は無いだろう。勿論、函館市街や五稜郭も完璧に見渡すことが出来る。

立待岬

近くの寿司屋でランチの後、少し王道を外して 立待岬 に向かう。津軽海峡に面した断崖の景勝地で、海を隔てた函館の遠望、晴れていれば津軽半島や下北半島まで見渡すことが出来る。
車なら市街エリアからすぐなので、是非とも立ち寄って欲しい。

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金森赤レンガ倉庫

函館駅近くのホテルにチェックインして、ベタ観光を再開。まずは 金森赤レンガ倉庫 。
幾つかの倉庫に細かなテナントがひしめくショッピングエリアとなっているが、異なる目的で建てられたものを再利用している都合上、観光・ショッピングの導線としては最適化出来ていない印象。すべて回るには何度か外に出ないといけないため、特に冬場はちょっと面倒かもしれない。
ベイエリアとしての雰囲気はとても良い感じなので、撮影スポットとして抜群なのは言うまでもない。

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函館山からの夜景

日が暮れ始めたので、100万ドルの夜景を観に函館山へ。
山頂に続く道は21時までマイカー規制になっているため、ロープウェイ ・バス・タクシー・徒歩のいずれかを選ぶことになる。家族旅行なので徒歩はNGとして、タクシーだと往復利用が前提になっているらしく、山頂駅で待たせる時間もメーターが回っていくことを考えると、精神的に急かされるので避けておきたい。
残るはロープウェイとバスだが、バスは運行間隔があまり細かくないようで、我々が到着したタイミングだと次の便まで30分以上待つことになる。駅から乗ってくる人が多く、途中からの乗車はどうなんだろう?という懸念もあり、今回はロープウェイを選択した。
ロープウェイは大人片道1,000円、往復1,500円。乗車時間は約3分で、5分間隔の運行とのこと。

ハイシーズンではないが3連休初日というタイミングもあってか、山頂駅は人で溢れ返っていた。展望台は前に進むのも難儀するほどの混雑ぶりで、一番前の手摺に辿り着くだけでも一苦労。ようやく眼前に広がった夜景は素晴らしいの一言…なんだけど、初詣にでも来たかのような人混みの中では、それに浸るムードもへったくれも無かった。
静かにじっくり堪能したいのであれば、ロープウェイの営業時間後にマイカーで訪れるのが良いだろう。(昨今の治安がどうなのかは不明)

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ホテル近くに戻って夕食を取り、1日目の函館観光は終了。
2日目 に続きます。