▲ 雨中の男6人行 – 八ヶ岳 1日目 (2,899m)

2年振り3回目の八ヶ岳に登って来た。
5年前に八ヶ岳登山 を企画してくれた、八ヶ岳マイスターのM君が主催。最初は男3人で話が進み、今月に入って6人に増えて、一気に活性化。

美濃戸 登山口

今回は公共交通機関でアクセスするので、新宿から中央特快で高尾、中央本線で小淵沢、そして茅野へ。茅野から美濃戸の登山口まではバスを使う。M君とは登山口で待ち合わせているので、他の5人が中央特快で合流。
…のはずだったのだが、Y君が電車に乗り遅れ、有料特急で先回りするとのこと。
我々は鈍行を乗り継いでのんびり向かっているため、結果遅れたはずのY君が1時間も早く茅野に着いてしまうという事態に。何にしても、無事に合流出来て良かった。

茅野から美濃戸口へはバスで40分。
この日は最初から曇天だったんだけど、バスでの移動中に雨の洗礼を受ける。美濃戸口に到着するまでには止んでいたけど、そこそこ強い雨だった。今回は少なからず降水に遭うと覚悟はしてきたけど…

八ヶ岳山荘

美濃戸口でM君と合流して、無事に6人が揃う。乗車中に降っていた雨は局地的なものだったらしく、バスを降りると綺麗に止んでいた。
八ヶ岳山荘で昼食、準備を終えて13時半から出発。この日の目的地である行者小屋までは3時間の予定。雨は降っていないが、湿度が高いので少し歩くだけでも汗を掻く。

まずは美濃戸山荘を目指して1時間の砂利道歩き。
歩き始めて30分程で雨が降り出し、観念して雨具を着用。自分は (勝手に) 撮影班なので、雨具を着込んだ際のカメラのハンドリングを考える。防水デジカメではないので、大雨を被ると故障してしまう恐れがあるので難しい。
結局、首から提げつつ防水ポーチで包むというスタイルに落ち着いた。土砂降りでは撮影出来ないが、ある程度までは撮影時のみ取り出す形で何とか運用出来そうだ。

美濃戸山荘

北沢・南沢の分岐点となる美濃戸山荘で休憩。南沢が今回宿泊する行者小屋へのルート。
北沢は硫黄岳から赤岳鉱泉を経由する形で前回・前々回に帰路として歩いている。
このエリアには美濃戸山荘・赤岳山荘・やまのこ村という3つの山荘があり、これらに前泊する場合には駐車場を利用出来るので、この砂利道歩きは省略可能。

南沢ルート

とりあえず、一旦雨が上がったので、雨具を脱いで南沢に入る。小さな沢を何度か跨ぎながら、2時間で行者小屋を目指す。ここからは普通の登山道がスタートするのだが、雨で足元がぬかるんでいて、思ったよりも速度を稼げない。
天候は一瞬青空が覗いて陽が差したかと思えば、一転して雷鳴が轟いたりと不安定。行者小屋到着まであと30分というところで大雨に見舞われ、再度雨具を着用。

行者小屋

16時半過ぎに行者小屋に到着。
ほぼコースタイム通りだが、本来はもう少し短縮出来ていてもいいメンバーなので、雨の影響が15~20分ぐらいはあったように思う。

出発が遅かったこともあり、小屋は既に先客でいっぱいの状況。雨で外のベンチが使えないので、とりあえず2階に上がって寝床で荷解きする。
先着順に部屋の両サイドが埋まっていき、遅かった我々は部屋の中央、混雑時以外は通路になっているスペースを割り当てられていた。
ただ、両サイドは狭いスペースにギュウギュウに押し込められていたのに対して、通路はしっかり1人分のスペースが確保されていたので、割と快適だった。通路の中でも部屋の一番奥、他の客が通らない場所だったのが良かった。

晩餐

小屋の自炊スペースはそこそこあるのだが、外のテーブルが雨で使えないため、この日稼働していたのは実質半分程度。早い内から酒盛りを始めて占拠している先客が多く、なかなか使える状況にならない。
仕方無く、余っているベンチを縁側に運んで、仮設ながら夕飯の準備を開始。クッカーが無駄に5台もあるので、狭いけど準備は着々と進む。

今回は各自、「自分用のメイン」と「メンバーに振る舞うサブ」を用意することにしていて、俺はメインにアルファ米のトマトスープリゾット、サブにバイスブルストというソーセージを持ってきた。
男6人が持ち寄るので、やはり自重していても多めの量が出来上がってしまうのだが、それでもギリギリ食べ過ぎないぐらいに収まったので結果オーライ。
調理が終わるタイミングで中のテーブルが空いたので、素早く陣取ってビールで乾杯。


小屋は20時半消灯。毛布が新しくて寝心地抜群。起床は午前2時過ぎを予定しているので、6時間弱は寝られる計算。
乾燥室の近くは案の定乾燥していたので、持参したマスクで喉をガード。近くのオジサンの鼾も凄かったので、耳栓で耳もガード。快適に就寝。

雨は小雨が降ったり止んだりの状況。快晴まで期待出来るか微妙だけど、せめて雨は止んでいますように…

2日目 に続きます。

GPSデータ

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