▲ 晴れ時々雷の春山行 – 塔ノ岳 (1,491m)

山デビューを果たした友人を誘っての本年第2弾。
元々体力がある友人なのでそれほど心配していなかったし、さすがに残雪も無いだろうということで、今回は気軽に行ける範囲でそこそこの歯応えと達成感が得られる、丹沢の塔ノ岳を登ることにする。
自身としては 一昨年の秋 に政次郎尾根ルートで登っているが、表尾根を使うのは実に 5年振り

前回 は、出発の時点から既に怪しい雲行きだったけど、今回は降水確率0%で快晴の予報。
5年前は晴れているのに塔ノ岳山頂だけ雲が掛かっていて展望ナシという憂き目にあっているが、小田急線の車窓から見る限りでは、今のところそういった心配も無さそうで一安心。

小田急 秦野駅からのバス

秦野駅に到着し、8時18分ヤビツ峠行のバスに乗る。
駅前のバス停に向かうと、パッと見でどこまで続いてるのか分からないほどの行列。過去の経験上、この便がそれなりに混むのは知っていたが、ここまで人が増えているのは予想外だ。
臨時バスが1台増便されたが、それでも並んでいる全員は収容し切れず、我々のすぐ後ろまでで満員になってしまった。以降は40分まで待つことに。
帰りのバスは本数が多いので、時間にそれほどシビアなプランではないけど、最初に躓くと余計な心配事が増える可能性もあるので、ギリギリ乗ることが出来て良かった。

ヤビツ峠

9時手前にヤビツ峠。ハイカー、バイカー、自転車組と需要が多い場所なので、この日もやはり大盛況。とりあえず持参したおにぎりを1つ食べて、まずは長い舗装路の下りからスタート。

20分ほど緩々と下って、トイレ横の登山口?から山道に入る。
人気コースなので整備が行き届いて歩き易いが、スタート直後としてはまずまずの傾斜。
先は長いので、慣らし運転を意識してゆっくりと上る。

二ノ塔、三ノ塔

10時40分、二ノ塔。
振り返ると大山方面の展望は得られるが、目指す塔ノ岳方面の展望は三ノ塔までお預け。ここから三ノ塔までは15分なので、ここまで来たら三ノ塔まで行ってしまう方が良いだろう。
天気は悪くないけど、薄っすらと雲が掛かっていて、快晴というには若干物足りない。

11時、三ノ塔に到着。15分程休憩してSOY JOYで補給。
塔ノ岳までしっかり見渡すことが出来る最初のポイント。上空の雲が重たく感じる。
ヤビツでは桜もほとんど散っていたけど、この辺りまで上ると、まだまだ綺麗に咲いていた。

烏尾山

広々とした烏尾山。仮設だけど綺麗なトイレが新設されている。

烏尾山の先の鎖場

この辺りから所々のヤセ尾根が崩落し、それを補修している箇所が散見されるようになる。
烏尾山から30分程の地点が、一応本コース最難関の鎖場。滑落すると命に係わるのは当然だが、鎖場としての難度はそこまで高くない。ただ、やはり人気コース故に渋滞しがちなので、自分のペースで通過しづらいのが難点。

政次郎尾根との合流地点

表尾根と政次郎尾根の合流地点。2つ目のおにぎりを補給。行者ヶ岳は狭いピークなのでスルーして、見晴らしの良いこちらで小休止。
今回は塔ノ岳の到着時刻が昼を過ぎるので、ピーク毎にちょいちょい小腹を満たしつつの行軍。

新大日、木ノ又大日

12時45分、新大日。ここまでのピークに比べて、展望は今ひとつ。
どうにも不穏な雲行きを心配していたのだが、かなり長く激しい雷鳴と共に、雨がポツポツ。降ったり止んだりで雨具を出すか悩むけど、とりあえず大降りは無さそうなので我慢。

木ノ又大日を通過。
綺麗めな 木ノ又小屋 が営業しているが、塔ノ岳まで30分ほどなので、利用経験は無い。