首都高速中央環状新宿線 現場見学会

首都高速中央環状新宿線現場見学会に行ってきた。
これは地下に東京第2の環状高速道路を作ろうという壮大な計画で、新宿線は板橋付近から渋谷までを結ぶ、約11kmの区間を指す。
今年の12月に半分が開通し、平成21年に残りの部分が開通する予定。そこから更に品川線と名称を変え、目黒区青葉台までが平成25年に開通とのこと。中央環状線の総延長は約47km。

今回はこの新宿線の現場見学会の抽選に当たったので、会社の同僚5人、午前休を申請して意気揚々と潜入してきたわけである。
実は数年前にとある企画で 日比谷共同溝 を観に行ったことがあり、今回は個人的にその時との比較もテーマの1つ。

山手トンネル神山町換気所作業ヤード

猛暑の中を、駅から15分程歩いて到着。
見学させてもらう場所は、京王井の頭線神泉駅近くの山手通り沿い。「山手トンネル神山町換気所作業ヤード」と言う、地下に空気を送り込むための設備の入口から降りるらしい。

仮設テントの受付所でヘルメットと団扇を貰って出発。コンクリ造りの階段を4~5階分下って現場に到着。
階段から現場に至るまで、すっかりコンクリで整えられており、工事現場の乱雑さというのはあまり見えなかった。この区域の作業はほとんど終了していて、見学者用に整頓を終えた後なのだろう。
日比谷は鉄筋剥き出し&作業用エレベーターで地下に降りるような状況で、いかにも現場!って感じの雰囲気が良かったのだけど…

見学は自由に見て回るというより、作業員に囲まれながら、各部屋で説明を聞いて回る感じ。見学会というより説明会?
作業員の方々は皆さんとてもフレンドリーで、説明も丁寧。多分、「税金の無駄遣い」とか「いつまでやってるんだ」とか、色々と言われていることに対して理解を得なければならないんだろうなぁ。

小学生あたりが社会見学として行くには、とてもいい教材なんじゃないかと。現場の写真を撮りたくて行く人には、自由度が低いのでちょっと物足りないかも。でも、なかなか無い機会なのでとても楽しかった。

ちなみにこのトンネルはシールド工法という方法で掘削しているのだけど、1日7mちょっとぐらいしか掘り進めないそうで、環状線の総延長が47kmとすると、やっぱり気の遠くなるような歳月を費やしているわけですな…

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