▲ 単独行最西端 – 毛無山・十二ヶ岳・鬼ヶ岳 (1,738m)

土曜日に友人達と奥多摩に行く予定だったのだが、生憎の豪雨で中止となってしまった。
来週も登る予定があるからと一度は諦めたものの、月曜の天気があまりに快晴っぽいことと、体育の日なんだから運動しようじゃないか!という衝動を我慢出来ず、ストックしていた山の中から快晴向きの山を選んで登ってきた。

今回は河口湖駅から更にバスに乗る必要があり、コースタイムもかなり長く、最近の日没時刻を踏まえると、日帰りだとそれなりに強行軍となる。同行可能なメンバーが限定されてしまうので、こういう山は身軽な時に登ってしまうに限る。

今回のコースは自宅から一番早い電車→バスを乗り継いでも、参考タイム通りの時間では帰りのバスに30分ほど間に合わない。
まぁ、長い行程の中で休憩時間を少しずつ短縮すれば何とかなるだろうし、必要に応じて後半を削るという選択肢があるので、1人で登るには問題無さそうだった。

当日の天気は予報通りの快晴で、真上には雲ひとつ無い青空。正月明け も、三ツ峠のとき も、今年は河口湖方面からの富士山には縁があるらしい。逆に丹沢方面からはイマイチ縁が無いのだが・・・

富士急行 河口湖駅 レトロバス

河口湖駅から1時間に1本程度運行している「西湖・青木ヶ原周遊」のレトロバスに乗る。
レトロバスには「河口湖周遊」という便もあり、こちらの方がメジャーな観光スポットを巡るため、バスが豪華で席数も多い。「西湖・青木ヶ原周遊」はちょっとこじんまりしていて、席数も14ぐらい。

毛無山

バスで20分強、西湖に抜ける文化洞トンネルの手前にある毛無山登山口バス停で下車。下車したのは、自分の他にもう1人だけ。
ここからは北の毛無山方面と、南の足和田山方面に登ることが出来る。

毛無山へは先の文化洞トンネルのすぐ上を跨いで、穏やかな木漏れ日の道を進む。
背の高い広葉樹が生い茂ってはいるが、鬱蒼とした暗い印象はまったく無く、南南東から取り付くコースなので、午前中は丁度太陽を背にして歩く形になる。夏場はかなり暑そうだが、春や秋なら快適なコースだと思う。

道が左に曲がった辺りから、傾斜がキツくなる。斜度自体はそれほどでも無いんだけど、かなり扁平な地面がダラダラ続くため、足首を曲げっぱなしで登らねばならず、見た目よりは疲労が大きい。

毛無山 山頂

登り始めてから1時間強で、毛無山の山頂に到着。
山頂に出ると一気に開けて富士山や河口湖を堪能出来る。山頂はそこそこ広くて快適だが、ベンチや景色を眺めながら休める木陰などが無く、日差しが強い日に長居するのはちょっとシンドイかもしれない。
今回はここからが長丁場なので、荷物は下ろさずに写真だけ撮って先を急ぐ。

十二ヶ岳

次に向かう十二ヶ岳は、文字通り12個のピークを持った山塊で、毛無山からだと一ヶ岳→二ヶ岳・・・と順を追って登っていくことが出来る。
中には「これも数に含むの?」という微妙なものもあるけど、大小のアップダウンを繰り返す変化の多い道程は非常に楽しい。

十ヶ岳まではそれほどの難所も無く、適度なアスレチック感で稜線を歩く。ロープや鎖が設置された箇所もあるけど、ほとんどは補助的なものだ。
途中、サンゴハリタケという20cmぐらいあるキノコを発見。なかなか美味しいらしい。

十ヶ岳以降の岩場は傾斜が急にキツくなり、十一ヶ岳と十二ヶ岳の鞍部に設置された吊り橋を越えるといよいよ本番。クライミングとまでは言わないが、よじ登るといった感じの緊張感がある。
非常にグリップの利く岩質なので、気を付けていれば転落の危険は少ないけど、高所恐怖症の人だとそれなりに怖いかもしれない。

ちなみに吊り橋は多少グラグラするものの、金属製のしっかりしたものなので、橋から転落する可能性はあっても、橋自体が落ちる可能性は無さそうである。

十二ヶ岳 山頂

十二ヶ岳の山頂に到着。

狭いので大勢居ると窮屈そうだが、ここからも西湖や富士山が良く見える。更に西には、これから向かう鬼ヶ岳が見えている。
自分が着いた時には誰も居なかったので、手頃な岩に腰掛けて昼食にした。