扇山 山頂 → 百蔵山 山頂
11時過ぎに扇山を出発。長い下りと僅かな上りを繰り返し、標高にして300m程一気に下げて、大久保山・カンバノ頭を通過。
前回はこの下りに泥濘が多く、結構大変だったように記憶していたが、今回はそれほどでもなかったので、思ったよりは楽に下りることが出来た。
宮谷分岐を過ぎ、コタラ山を巻いて、1,003mまで一気に百蔵山まで上り返す。下る区間の印象が強いので身構えていたが、思ったより労せず山頂に辿り着くことが出来た。
12時半を少し過ぎた辺りで、気温は20℃。風が無く、日差しも暖かいので快適。
下山
山頂を西側に抜け、間も無くの分岐から百蔵山登山口に南下するルートで下山開始。ほぼ下り一辺倒だが、分岐直後のベンチが置かれた展望地からの眺めは見事だった。
展望地から少し歩くと、登山口まで一直線に下るコースと、百蔵浄水場を経由するコースに分岐する。特に理由が無ければ前者で良いと思うが、今回は同行者がトイレに立ち寄りたいと申し出たため、浄水場を経由して下りることにした。
分岐からすぐに登山道が終わって林道~舗装路になってしまうのだが、山の神 (大山神神社) や和田美術館といったものもあり、遠回りだがそれなりに飽きさせない。
百蔵浄水場は思いの外大きく、立体サーキットのような造りになっている。
浄水場の先のトイレ前では、山茶花が綺麗に咲き乱れていた。
以降はダラダラと舗装路が長く続く。トイレがあるとの情報を元に浄水場を経由したのだが、何と直線コースにもトイレがあるとの張り紙が…
甲斐の猿橋
予定より1時間弱巻いていたので、少し足を延ばして 甲斐の猿橋 を観に行くことにする。ゴールの猿橋駅から徒歩20分と微妙な距離だが、こういう機会でもないと行くこともないだろう。
途中にある 湯立人鉱泉 が空いていればと思ったのだが、6月頃から臨時休業されているそうで、残念ながら利用出来ず。
10年前は行けなかった、甲斐の猿橋。「岩国の錦帯橋」「木曽の棧 (かけはし)」と並ぶ日本三奇橋で、両岸から張り出した四層の刎木 (はねぎ) によって支えられた特殊な構造となっており、吊り橋と同様に橋脚を必要としない。
正確な起源は定かではないが、西暦600年頃に造られたものという説が有力らしい。今現在の橋は1984年に架け替えられたもので、1851年 (嘉永4年) の橋を復元したものとのこと。奥に架かる水路橋を含めた渓谷美も素晴らしい。
猿橋駅から立川まで戻り、油そばで空腹を満たしてから銭湯で汗を流し、締めは立飲み屋で乾杯。メンバーが集うのは年内最後なので、来年のことを話しながら少し早い年納めで解散となった。
今年は他イベントや天候の都合でなかなか山に行けず、台風の影響で泊まり山行も 日帰りにスケールダウン する等、思うように動けなかった。最後の最後で快晴を引き当てて富士山を堪能出来ただけでも、まだ良かったのかもしれない。
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