GIMMICK | チェア (GM-CH05)

我が家ではベランダで使うことを主目的として、10年前 に HELINOXのCHAIR ONE を購入した。結果的にそれをそのまま昨年からのキャンプで使っているんだけど、このCHAIR ONEは世代が古く、今となっては脚のキャップが入手しづらいという問題がある。
また、長時間の座り心地という点では若干窮屈な印象を持っていたため、10年を機に買い替えを検討することにした。

GIMMICK チェア (GM-CH05)

我が家のマイカー事情的に、やはり収納時のコンパクトさは最優先なので、買い替える場合でもCHAIR ONEタイプから選ぶことになる。ここ数年でのキャンプブームが一巡した現在、CHAIR ONEタイプだけでも把握し切れないぐらいの種類が販売されているけど、座り心地を最優先で選ぼうと考えると、実店舗にサンプルが展示されているものが現実的な候補だろう。
自宅周辺にキャンプギアを取り扱う店はそれなりにあり、その中で幾つか座って比較してみた結果、GIMMICKチェア (GM-CH05) を購入することにした。

定価7,350円 (税込) だが、タイミングによってはセール価格で販売されていることもあるようだ。

サイズ、重量

収納時
GIMMICKチェア

サイズ:490×100×145mm
重量:1,330g (スタッフバッグ含む)

CHAIR ONE

サイズ:350×100×120mm
重量:960g (スタッフバッグ含む)

比較用として、CHAIR ONEの数値も記載している。GIMMICKチェアの方が大きく思いが、車で移動する分には気にならない程度の違いだ。

展開時
GIMMICKチェア

サイズ:幅610×奥行400×高さ750mm
座面までの高さ:400mm
耐荷重:150kg

CHAIR ONE

サイズ:幅520×奥行500×高さ660mm
座面までの高さ:350mm
耐荷重:145kg

CHAIR ONEと比較すると、座面までの高さが約5cm高い、座面の幅が9~10cm広い。また、シートの上端が首のすぐ下ぐらいまであり、そこにもポールが通っているという違いがある。このポールは首に当たって痛くなるのでは?と思ったけど、実際には全く気にならなかった。
自分としてはトータルでGIMMICKチェアの方が立ったり座ったりし易く、長時間座っていても疲れない印象。

構成

スタッフバッグ、フレーム、シートという構成はCHAIR ONEと変わらず。

組み立て

組み立て方もCHAIR ONEと同じ。ショックコードで繋がれたポールを差し込んでいくだけで、フレームの組み立ては完了する。

気になったのは、シートの取り付けが異様に固いこと。自分のCHAIR ONEは使い続けて大分緩くなっているので厳密な比較にはならないが、上端は比べ物にならないぐらい力業で差し込む必要がある。男性ならどうにかなるけど、女性は諦めてしまうぐらい固い。
下端のカバーはポールが差し込み易いように口が開いた状態で固定されているのに対して、上端は固定されておらず、差し込もうとすると口が閉じてしまったりしてストレスが溜まる。この辺はCHAIR ONEの方がよく出来ている。

その他

スタッフバッグの小物入れ化

どちらもスタッフバッグをフレームに取り付けて小物入れに出来る仕組みがあるのだが、GIMMICKチェアは実際に取り付けてみると地面に付いてしまう。使えないということはないものの、ガッツリ汚れるので躊躇するだろう。
(※ GIMMICKチェアはこの使い方を明確に謳っていないが、販売サイトでそのように利用している写真が掲載されている)

サイド収納ポケット

シートの両サイドに収納ポケットが付いていて、スマートフォンや飲み物を収納出来る。キャンプではテーブルの上がゴチャゴチャしていることも多く、定位置としてこのサイドポケットは結構有り難い。ただ、収納するものによっては傾いてしまうので、蓋の無い飲み物は入れない方が良いかも。


総合的に過不足無く、定価でもCHAIR ONEの半額とお値打ち。微妙に惜しい部分があったり、オプションパーツによるカスタマイズといった楽しみはCHAIR ONEに及ばないものの、基本性能とも言える座り易さに関しては、自分も相方もGIMMICKチェアの方が優っていると感じた。

待ちに待った春が来て、既にキャンプの予定も幾つか立てているので、活躍の場は多そうだ。

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