関東三大祭り – 佐原の大祭 2013 (秋の大祭)

これまでは夏のイベントとして通っていた 佐原の大祭
本来は夏 (7月の本宿祇園祭) と秋 (10月の新宿秋祭り) の年2回催されているものだが、自分は秋祭りに行ったことが無かった。
去年、秋祭りに行こうと思いながら行けずじまいだったので、今年こそはと佐原に向かう。

以前も書いたように “関東三大祭” の1つであり、祭りの規模はかなりのものだし、山車の見事さや佐原の懐かしい雰囲気も含め、毎年行きたいぐらいお気に入り。
いつもは銚子電鉄で犬吠埼や外川まで足を延ばしていたけど、今回は前日が大イベントだったりしたこともあって、佐原単体で掘り下げてみることにした。

臨時特急「佐原秋祭り号」

銚子まで行く場合には総武線や成田線を乗り継ぐのが基本だけど、今回は佐原に直行するので、新宿から乗り換えなしの臨時特急「佐原秋祭り号」に乗る。5両編成で1~3号車が指定席、4・5号車が自由席。
始発の新宿では自由席でも3割ぐらいしか埋まっておらず、余裕で座席を確保出来た。以降は秋葉原・錦糸町・千葉と停車して、席が埋まったのは錦糸町ぐらい。
途中、ミスあやめ (特急の車両が “あやめ” という)が祭りのガイドブックと、芋アイス半額券、干しいも無料配布券を配布してくれるというサービス付き。
乗り換え無しの特急なので、普通に乗り継ぐより1時間ぐらい早い。

JR 佐原駅

新宿を10時15分に出発して、佐原到着は12時04分。
前回 の記事を見てもらうと分かると思うが、いつもの夏祭りでは銚子から16時前後に折り返して来るのが定番で、駅前はそこそこ人が多いものの、お祭会場までは屋台も疎ら。しかし今回はロータリーに2台山車が出張っていて、屋台もしっかり出ている。
山車は秋祭り号に合わせてのもののようだが、屋台は時間に関係無いはずなので、夏よりも秋祭りの方が規模が大きいのか、盛況で年々拡大しているのかもしれない。(山車は夏が10台、秋が14台。祭りの規模としては秋>夏っぽい)

駅から最寄りの広場で昼食。ソーセージとベーコンの盛り合わせとハーブチキン、ビールで乾杯。3連休中は夏日の暑さだったので、秋祭りだけど夏祭りのようだ。
今回は子供神輿的なものも見ることが出来たんだけど、何故に象?

個人的に佐原の祭りに欠かせない生絞りグレープフルーツサワー。季節柄、夏よりも出している店が少なかった気がするけど、やっぱり美味い。

香取神宮

今回はいつもより滞在時間が長いので、毎回悩みつつパスしていた 香取神宮 に行くことにする。香取神宮はお祭会場を抜けて東に3kmほど歩いた場所にある。
その間に特に見所となるものがあるわけではないので、1時間間隔の巡回バスを使うのも良いが、祭りを眺めたついでにのんびり歩くのも悪くない。

香取神社の総本社だけあって、参道には土産物屋もあるし、境内もよく整えられていて見事。
この日まで屋根の改修工事をしていた本殿は、まだ足場で覆われていて全容は見られなかったが、この日は17日の奉納相撲大会に向けて土俵作りが行われていて、丁度我々が着いたタイミングで完成するところだった。
ここまで足を延ばすかどうかはスケジュール次第だが、余裕があればセットで回るには丁度良い。

佐原で大祭の続き

巡回バスで佐原に戻り、再び祭りを楽しむ。

武雄亭の鯛焼き

今回の目的の1つである、武雄亭の鯛焼き。
10年近く前 にhikaruと食べて衝撃を受けたんだけど、夏季は休業しているため、夏祭りに来ても食べることが出来なかった。
時間指定の予約制になっていたので、16時にお願いしておいた。

強いて言うなら麻布十番の浪花家に近い、カリッとした薄手の鯛焼きで、素朴な味わいが佐原の雰囲気とマッチしてとても美味しい。


その後は陽が落ち始めた会場で食べたいものを食べ漁り、裏路地をフラフラ探索。
山車はかなり細い路地も通っていて、狭い十字路を回すところなんかは、大通りで見るよりスリリング。電柱や山車自体のギミックを用いたアクションも見られるので、オススメ。

18時15分の秋祭り号で新宿に直帰。
特急料金は掛かるけど、1日を通して他の出費は屋台での買い食いぐらいなので、指定席まで付けても許容範囲なのが嬉しい。
今回は今まで見られなかった山車も幾つか見ることが出来たし、 よりパワフルな印象でこれからにも期待大の充実度。夏か秋かで悩ましいところだけど、悩んだらどっちも行けばいいじゃないか!ってことで。

ちなみに関東三大祭は他に “石岡のおまつり” と “川越まつり”。
この中では石岡のおまつり (常陸國總社宮大祭) には行ったことがないので、来年あたり、機会があれば行ってみたいと思っている。

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