浦賀~観音崎周遊

東浦賀

東浦賀は西浦賀と比べて海岸に大きな通りが無く、港に沿って歩いた場合、全体的に寂れた印象。
西は漁業・工業的な利用を踏まえて大規模に整地されていたが、東は海を離れた内陸部に住宅地が作られているようで、沿岸部は今現在、あまり活用されていない。
地元の漁師が個々に使っていた跡地らしく、今は無人の家が放置されていたり、駐車場になっている。

ラ・ベントラ

そこそこ歩いていい加減お腹も空いたので、下調べしておいたイタリアンへ。
都内とかにあれば普通の店なんだけど、何故こんな場所に…という不思議な立地。地元の予約客なんかも居るようで、それなりに盛況の様子である。
前菜盛り合わせとパスタで1,600円はそれなりに高いが、味とボリュームはなかなか。他に選択肢が無いからというのではなく、普通に入れる貴重な店。

東叶神社

東叶神社 は、ラ・ベントラを出たすぐ先にある。
先程の西叶神社と対になっている珍しい神社で、それぞれで勾玉とお守り袋を受け取ると願いが叶うと言われている。こちらは西に比べると一般的な神社としての形態なので、良くも悪くも普通。
今回は回っていないが、この周辺には小さな寺や神社が細々とあるようだ。

観音崎方面

鴨居

観音崎に向かう途中で通るエリア。
県道209号を歩くとそれなりに賑わっているようだが、海を見たり、雰囲気を味わいたければ「かもめ団地」を経由して歩く方が楽しめる。

かもめ団地

ちょっと回り道して海沿いに回り込むと、低い防波堤の上を歩けたりして気持ちがいい。
以前は治安云々で色々言われていたようだが、今は結構綺麗に整備されていて、日中に周辺を歩く分には気にならなかった。

駆逐艦村雨慰霊碑

異国の地で沈没した船の慰霊碑だが、何故ここに建てられているのかは不明。
特に何も無い場所だが、浦賀水道が綺麗に見えるいい立地。

観音崎自然博物館

博物館自体には入ってないが、裏手の階段で海辺に下りることが出来る。映画でゴジラが最初に上陸した場所に因んで、「ゴジラの足跡」がある。階段辺りに人馴れした “オシキャット” っぽい猫が居たけど、飼い猫だろうか?
ちなみにもうこの辺からは、道路を挟んだ向かい側が観音崎公園。

観音崎灯台

博物館からすぐの脇道に入り、少し歩くと灯台。日本の灯台50選。日本初の洋式灯台なんだそうな。200円払えば、中の階段で上まで登ることが出来る。免震構造に乗った灯台レンズを間近で見ることが出来るので、なかなか楽しめた。

灯台周辺は切通しのような道や煉瓦造りのトンネル等があり、散策に打って付け。

観音崎園地

灯台から一気に下りて海岸沿いの道を歩くと、去年 も訪れたここに出る。夏場はテントを張ってバーベキューに興じる海水浴客で賑わう。
出口にあるレストハウスから浦賀行と横須賀行のバスが出ており、どちらから帰るにしても非常に楽。運行間隔も短め。横須賀美術館もスグだし、猿島・横須賀に向かう船もあるので、自由度が高い。


観音崎公園自体はあまり深入りしていないので、このままハシゴするか悩んだのだが、こちらは夏にでも海とセットで改めてもいいかと思い、この日は大人しくバスで帰った。
全体としては大きなピークの無いコースではあったものの、山に登れなかった分とにかく歩きたいという欲求と、1人で雰囲気に浸れればOKという条件を満たすには丁度良いイベントだった。
知ってはいるけど近い感覚が無かった浦賀が、案外身近だと気付けたのもポイント。この方面はまだ散策し甲斐がありそうなので、暇を見付けたら歩いてみようと思う。

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