▲ 白銀の埋蔵金探し – 黒檜山・駒ヶ岳 (1,828m)

駒ヶ岳

駒ヶ岳へのルートは、まず南に向かってそこそこの下りが続く。
駒ヶ岳と地蔵岳、そしてその奥の小沼等が見通せるので展望はなかなか良く、条件が良ければ小沼の上に富士山が見えたりもするらしい。
道自体は上りに使ったコースよりも良く言えば穏やか、悪く言えば地味。下りなので展望を楽しめるが、上りに使うと魅力が半減してしまうだろう。

一旦下り切ると広々とした笹尾根に出て、ここから緩やかに駒ヶ岳へ上り返す。
振り返ると、黒檜山の柔らかな山容が見送ってくれている。

駒ヶ岳 山頂

黒檜山山頂から1時間で駒ヶ岳山頂に到着。山頂手前の階段だけ若干疲れるが、大した急勾配も無く、やけにアッサリと山頂に着いてしまう。こちらの山頂はかなり狭いが、南側に大きく開けているので展望は良い。目立った山が無く、平野を見渡す形になるため、夜景は綺麗かもしれない。
先日の淡路島 で買った「しょうが&玉ねぎスープ」で身体を温めてから下山を開始。

▲ 別ウィンドウでパノラマ写真を表示します

緩やかな笹尾根を10分ほど下ると、桐生方面の展望が良い草原に出る。
ここから更に南に向かうと篭山、西に下ると大沼への分岐となっている。

大沼への下山路は鉄製の階段と木製の階段が所々にあり、今時季は非常に滑り易くなっていて危ない。鉄製の方は手摺が付いているのでまだ良いが、木製の方は他に頼るものが無いので、場所によっては階段を外れて歩いた方がマシという状況だった。
分岐の直後から大沼が目前に見えているものの、いざ下ってみると意外と長く感じる。(とは言っても、この歩き難さでも30分ぐらいの距離なのだが)

13時に大沼に下山。
寄り道したり、写真を撮りまくったり、長めの休止をしても5時間のコースなので、サクサク登れば3時間ちょっともあれば回ることが出来るだろう。

滝沢館

車に戻り、近場で日帰り入浴出来る温泉をピックアップ。割と良さそうな 忠治館 という宿を見付けて行ってみると、オフシーズンで日帰り入浴は受け付けていなかった。
どうしようかと思案に暮れていると、すぐ近くに 滝沢館 なる看板を発見。「日本秘湯を守る会 会員」と書かれているが、賭けてみても良いかは判断が難しい。
とは言え、ここから更に他を探し回るのもシンドかったので、思い切って飛び込んでみることに。

若干細めの道を下った先にある、滝沢館。
ロケーションとしては、8月に行った丸山 の帰りに寄った 明治温泉 と良く似ている。看板の時点では正直かなり不安だったのだが、建物はなかなか立派で一安心。
中に入ってみると、しっかりとした囲炉裏があったりと、良い意味で予想を覆された。だが、本当の意味で予想を覆されたのは、その先。

玄関を入ってすぐの広間の脇から露天 (野天) 風呂に行けると案内されて外に出ると、掘立小屋のような脱衣所がポツンと設置されている。手早く脱いで扉を開けると、10人ぐらい入れそうな濁り湯の岩風呂が現れる。
その横に激しく簡易的な洗い場が2人分あり、ボディソープなども用意されているのだが、何せ雪がチラつくようなタイミングなので、とにかく寒過ぎてガタガタしながら身体を洗う。あまりに寒いので、もう洗髪は諦めてお湯で流すだけにして、早々に湯船に飛び込んだ。

想像より建物が立派だったのとは対照的に、露天風呂は当初の想像通りの秘湯っぷり。
ちなみにサイトを見ると内風呂もあるようだが、日帰り入浴で使えるのかは不明。まぁ、ここに来た以上は露天風呂一択だとは思うが。
お湯の若干温めで長風呂に丁度良く、長く浸かっても湯当たりしない優しい泉質。こういう雰囲気が好きな自分とhikaruとしては、偶然ながらも大満足の一風呂だった。
また、このエリアの日帰り入浴は600円ぐらいが相場のようだ。安い…


早朝スタートの甲斐もあって、渋滞にも巻き込まれずに夕方には都内に帰着。hikaruお奨めの食事処を2~3回って腹を満たし、19時半には解散。
とりあえず年内には登りたいと思っていた赤城山だが、結果的に最高の形で締め括れて大満足。今年は色々立て込んで夏場に数をこなせなかったので、来年はもう少しコンスタントに登りたい。(その分、他のジャンルが充実していたのでイーブンだけど)

DATA

コメントを残す